「3D CADを始めてみたいけど、難しそう…」と感じている方に最適なのがTinkercad(ティンカーキャド)です。
ブラウザだけで使えて、無料・インストール不要・日本語対応と、初心者に最もやさしい3D CADソフトです。
この記事では、Tinkercadの基本的な使い方から活用法まで丁寧に解説します。
Tinkercadとは?
TinkercadはAutodesが提供する無料のブラウザ型3D CADソフトです。
2011年にリリースされ、現在では世界中の学生・教育者・ホビーユーザーに広く使われています。
3Dモデルの作成だけでなく、電子回路のシミュレーションやコーディング(Scratch)にも対応しています。
Tinkercadの主な特徴
- 完全無料:アカウント登録だけで全機能が使えます(クレジットカード不要)
- インストール不要:Webブラウザ(Chrome推奨)で動作します
- 日本語対応:UIが日本語に切り替え可能です
- 直感的な操作:ドラッグ&ドロップで形状を組み合わせるだけで3Dモデルが完成します
- 3Dプリント対応:STLファイルとして出力できるため、3Dプリンターで出力できます
Tinkercadの始め方(アカウント登録)
Tinkercadを始めるには、まずAutodeskアカウントを作成します。手順は以下の通りです。
- Tinkercad公式サイトにアクセスする
- 「無料で始める」または「サインアップ」をクリック
- メールアドレス・パスワードを入力してアカウント作成(Googleアカウントでも登録可能)
- ログイン後、「新しいデザイン」をクリックして3D編集画面に入る
アカウント作成は3分程度で完了します。
Tinkercadの基本画面の見方
Tinkercadの編集画面は大きく3つのエリアに分かれています。
| エリア | 機能 |
|---|---|
| 作業平面(中央) | 3Dモデルを配置・編集するメインエリア |
| シェイプパネル(右) | ボックス・円柱・球などの基本形状が一覧表示される |
| ツールバー(上部) | 取り消し・やり直し・グループ化・整列などの操作ボタン |
Tinkercadの基本的な使い方
1. 形状を配置する
右側の「シェイプ」パネルからボックスや円柱などの形状を、作業平面にドラッグ&ドロップします。配置したオブジェクトは自由に移動・回転・サイズ変更ができます。
2. サイズを変更する
オブジェクトをクリックして選択すると、白い小さなハンドル(□)が表示されます。
このハンドルをドラッグすると幅・奥行き・高さを自由に変更できます。数値を直接入力して正確なサイズを指定することも可能です。
3. 穴(くり抜き)を作る
Tinkercadの特徴的な機能が「穴」シェイプです。
右パネルから穴の形状をドラッグして配置し、元のオブジェクトと一緒に選択して「グループ化」すると、くり抜かれた形状が完成します。
この「ブール演算」の考え方がTinkercadの中心的な操作です。
4. グループ化・整列する
複数のオブジェクトを選択してグループ化すると、ひとつのパーツとして扱えます。
「整列」ツールを使うと、複数のオブジェクトを中央揃えや端揃えにできます。
5. STLファイルで書き出す
完成したモデルは「エクスポート」ボタンからSTL形式でダウンロードできます。
STLファイルは3Dプリンターのスライサーソフトに読み込んで出力できます。
Tinkercadで作れるものの例
- スマートフォンスタンド・ケース
- 名刺立て・ペン立て
- フィギュア・キャラクターモデル
- 建築の簡易模型
- カスタムキーホルダー
- 3Dプリント用パーツ
TinkercadとFusion 360・FreeCADとの違い
| ソフト | 難易度 | 対象ユーザー | 用途 |
|---|---|---|---|
| Tinkercad | ★☆☆(初心者) | 子供・学生・初心者 | 3Dプリント・教育 |
| Fusion 360 | ★★☆(中級) | エンジニア・クリエイター | 機械設計・製品開発 |
| FreeCAD | ★★★(上級) | 技術者・エンジニア | 機械・建築設計 |
Tinkercadがおすすめな人
- 3D CADを初めて触る方
- 3Dプリンターを持っていてオリジナル作品を作りたい方
- 子供・学生にCADを教えたい教育者
- 手軽にアイデアを3D化したい方
まとめ
Tinkercadは「無料・インストール不要・直感的な操作」という3拍子が揃った、最強の入門用3D CADです。
複雑な操作を覚えなくても、ドラッグ&ドロップだけで本格的な3Dモデルが作れます。
まずはアカウントを作って、ボックスや円柱を組み合わせるところから始めてみましょう。
3D CADの楽しさがきっと伝わるはずです。


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