AutoCADで図面上の面積を調べたい——そんなときに使うコマンドが AREA と MEASUREGEOM です。この記事では、単純な図形から複数領域の合計・差し引きまで、実務でよく使う操作をすべて解説します。
方法①:AREAコマンドで面積を測る
最もシンプルな方法です。コマンドラインに AREA(またはエイリアス AA)と入力します。
閉じた図形(ポリライン・円・スプライン)の面積を測る
AREAを実行- 「オブジェクト(O)」を選択
- 面積を測りたい閉じた図形をクリック
- コマンドラインに「面積 = XXXXX、周長 = XXXXX」と表示される
※ポリラインが閉じていない場合は事前に PEDIT →「閉じる」で閉じてください。
点を指定して任意の領域の面積を測る
AREAを実行(デフォルトモード)- 計測したい領域の頂点を順にクリック
- Enterで確定 → 面積と周長が表示される
方法②:複数領域の合計・差し引き計算
「A領域 + B領域の合計」や「大きい図形から穴の面積を引いた実面積」を求める場合は AREA の加算・減算モードを使います。
加算モード(複数領域の合計)
AREAを実行- 「加算(A)」を入力
- 「オブジェクト(O)」→ 1つ目の図形をクリック(累計面積が表示される)
- 続けて2つ目・3つ目の図形をクリック
- Enterで終了 → 合計面積が表示される
減算モード(くり抜き部分を差し引く)
- 加算モードで外形の面積を取得した後
- 「減算(S)」を入力
- 「オブジェクト(O)」→ 差し引きたい穴・内部図形をクリック
- Enterで終了 → 差し引き後の面積が表示される
方法③:MEASUREGEOMコマンド(AutoCAD 2010以降)
MEASUREGEOM(エイリアス MEA)はリボン「ホーム」→「ユーティリティ」→「測定」からも起動できます。面積・長さ・角度・体積をまとめて計測できる多機能コマンドです。
MEASUREGEOMを実行 → 「面積(A)」を選択- 「オブジェクト(O)」→ 図形をクリック
- 画面上にポップアップで面積が表示される(コマンドラインにも出力)
方法④:プロパティパレットで確認する
閉じたポリラインや円を選択した状態で PROPERTIES(Ctrl+1)を開くと、プロパティパレットの「ジオメトリ」欄に面積が表示されます。コマンドを使わずに素早く確認したいときに便利です。
ハッチング領域の面積を調べる
ハッチングオブジェクトを選択して PROPERTIES を開くと「面積」が表示されます。複雑な境界線のハッチングでも正確な面積が得られるため、実務でよく使われる方法です。
面積の単位と精度の設定
- 表示される面積の単位は図面の単位設定(
UNITSコマンド)に依存します - ㎡で表示したい場合は、図面単位を「メートル」に設定して作図してください
- 小数点以下の桁数は
LUPREC変数で調整できます(デフォルト4桁)
まとめ:用途別コマンド早見表
| 用途 | コマンド |
|---|---|
| 単一図形の面積 | AREA → オブジェクト(O) |
| 点指定で任意領域 | AREA(デフォルト) |
| 複数領域の合計 | AREA → 加算(A) |
| くり抜き後の実面積 | AREA → 加算→減算(S) |
| プロパティで素早く確認 | PROPERTIES(Ctrl+1) |
| ハッチング面積 | ハッチング選択 → PROPERTIES |
| 図面単位の設定 | UNITS |
面積計測は AREA コマンドひとつ覚えれば基本的な用途はすべて対応できます。複雑な形状は加算・減算モードを組み合わせることで正確な数値が得られます。
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