AutoCADとAutoCAD LTの基本的な違い
AutoCAD LTは2次元の精密な製図・図面作成に特化したCADソフトです。
一方のAutoCADは、AutoCAD LTの全機能に加えて3Dモデリングや反復作業の自動化機能を備えています。
どちらを選ぶかは、日常的に3D設計や自動化を必要とするかどうかで判断するのがポイントです。
機能面の違いを比較
| 項目 | AutoCAD LT 2027 | AutoCAD 2027 |
|---|---|---|
| 2次元製図 | 対応 | 対応 |
| 3Dモデリング | 非対応 | 対応 |
| パラメトリック図形 | 非対応 | 対応 |
| 属性データ抽出 | 非対応 | 対応 |
| LISP/APIによる自動化 | 非対応 | 対応 |
| CAD標準仕様チェック | 非対応 | 対応 |
2027年版で強化されたポイント
AIによる操作支援
AutoCAD 2027では、目的を自然な言葉で伝えるだけでAIが作業を補助・実行する機能が強化されています。
ジオメトリのクリーンアップ
図面内のジオメトリの不整合を検出・修正する「ジオメトリのクリーンアップ」機能が新たに追加されました。
パフォーマンスの向上
レイアウトタブの切り替え速度がAutoCAD 2026と比較して4倍速くなるなど、動作面の改善も行われています。
これらの新機能はAutoCAD LT 2027にも一部反映されていますが、AI機能や3D関連の強化は主にAutoCAD側が中心となっています。
どちらを選ぶべきか
- 2D図面作成が中心の建築・設備図面担当者 → AutoCAD LTで十分なケースが多い
- 3Dモデリングやパラメトリック設計が必要な設計者 → AutoCADが必須
- 定型作業をLISPやAPIで自動化したいユーザー → AutoCADを選択
よくある質問
Q1. AutoCAD LTから通常のAutoCADへの移行は簡単?
ファイル形式(DWG)は共通のため、データの互換性に問題はありません。ただし3D関連の機能を使ったファイルはLTでは編集できない点に注意が必要です。
Q2. サブスクリプション契約の期間は選べる?
AutoCAD、AutoCAD LTともに1年・3年などの契約期間が用意されており、用途に応じて選択できます。
Q3. 2D作業しかしないのにAutoCADを選ぶメリットはある?
将来的に3D設計や自動化機能を使う可能性がある場合は、最初からAutoCADを選んでおくと移行の手間を省けます。


コメント