AutoCADの寸法入力は、設定次第で見やすさが大きく変わります。この記事では寸法の基本的な入れ方から、文字サイズ・スタイル設定・よくあるトラブルまでまとめて解説します。
AutoCADで寸法を入れる基本手順
AutoCADで寸法を入れるには「注釈」タブの寸法パネル、またはコマンドラインにDIMと入力します。DIMコマンドを使うと、クリックする要素に応じて自動的に適切な寸法タイプが選ばれます。
| 寸法コマンド | ショートカット | 用途 |
|---|---|---|
| DIMLINEAR | DLI | 水平・垂直の直線寸法 |
| DIMALIGNED | DAL | 斜め線の寸法 |
| DIMRADIUS | DRA | 円・円弧の半径寸法 |
| DIMDIAMETER | DDI | 円の直径寸法 |
| DIMANGULAR | DAN | 角度寸法 |
| DIMCONTINUE | DCO | 連続寸法 |
寸法の文字サイズを設定する方法
寸法の文字サイズは「寸法スタイル管理(DIMSTYLE)」で設定します。コマンドラインにDIMSTYLEと入力し、「修正」→「文字」タブで「文字の高さ」を変更します。縮尺に合わせた文字サイズの目安は以下の通りです。
| 縮尺 | 推奨文字サイズ(モデル空間) |
|---|---|
| 1/50 | 125〜150 |
| 1/100 | 250〜300 |
| 1/200 | 500〜600 |
寸法スタイルの設定ポイント
- 矢印サイズ:文字サイズの0.5〜0.7倍程度に設定するとバランスが良い
- 寸法線の延長:1〜2mm程度の余白を設けると見やすくなる
- 小数点の表示:ミリ単位の場合は小数点以下を0にするのが一般的
- 背景マスク:図形と寸法文字が重なる場合は背景マスクをONにする
よくある寸法トラブルと解決方法
| トラブル | 原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 寸法が表示されない | レイヤーが非表示 | 寸法が入っているレイヤーを表示ON |
| 寸法線の真ん中が消える | 背景マスクの設定 | 寸法スタイルで背景マスクをOFF |
| 寸法が斜めになる | UCSの傾き | UCSをワールド座標に戻す |
| 寸法文字が大きすぎ/小さすぎ | スタイルの設定ミス | DIMSTYLEで文字高さを修正 |
まとめ
AutoCADの寸法設定は、最初に寸法スタイルをプロジェクトに合わせて設定しておくことが作業効率化の鍵です。文字サイズ・矢印・小数点の設定をテンプレートとして保存しておけば、毎回の設定作業が不要になります。


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