LibreCADチュートリアル|インストールから図面作成まで初心者向け完全ガイド【2026年】

AutoCAD
LibreCADの基本操作フローとAutoCADとの比較表

「LibreCADをダウンロードしたけど、何から始めればいいかわからない」——そんな初心者の方に向けて、LibreCADの基本操作から図面を仕上げるまでの流れをチュートリアル形式で解説します。

この記事を読めば、LibreCADで簡単な2D図面を1枚仕上げることができるようになります。

LibreCADとは?AutoCADとの違い

LibreCADは完全無料のオープンソース2D CADソフトです。Windows・Mac・Linuxに対応しており、商用利用も含めてすべての機能を無料で使えます。

項目 LibreCAD AutoCAD
価格 完全無料 年間約30万円〜
対応OS Win/Mac/Linux Win/Mac
3D機能 なし(2Dのみ) あり
DXF互換 ◎(ネイティブ)
日本語対応

2D図面のみで十分な方・CADを学び始めたい方・コスト0で実務に使いたい方に最適です。

LibreCADのインストール方法

Windowsの場合

  1. LibreCAD公式サイト(librecad.org)にアクセス
  2. 「Download」から Windows用インストーラー(.exe)をダウンロード
  3. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行
  4. インストールウィザードに従って「Next」を押し続ける
  5. 完了後、デスクトップのアイコンから起動

Macの場合

  1. 公式サイトから Mac用(.dmg)をダウンロード
  2. dmgを開いてLibreCADをApplicationsフォルダへドラッグ
  3. 初回起動時に「開発元を確認できない」と表示された場合は、システム環境設定 → セキュリティとプライバシー → 「このまま開く」を選択

起動後の初期設定(日本語化)

LibreCADを初めて起動したとき、英語表示になっている場合があります。以下の手順で日本語化できます。

  1. メニューバーから Edit → Application Preferences を開く
  2. 「Interface」タブを選択
  3. 「Language」のプルダウンで Japanese(ja) を選択
  4. OKを押してLibreCADを再起動

再起動後、メニューが日本語になっていれば完了です。

LibreCADの画面構成を覚える

LibreCADの画面は大きく4つのエリアに分かれています。

  • メニューバー:ファイル・編集・ビュー・描画などのメニュー
  • ツールバー:よく使うコマンドのアイコン群
  • 作図エリア:実際に図形を描く中央の黒いキャンバス
  • コマンドライン:画面下部。コマンド入力と操作ガイドが表示される

チュートリアル:A4サイズの図面枠を描いてみよう

実際に手を動かして、A4(297×210mm)の図面枠を描いてみましょう。

ステップ1:新規図面の作成と単位設定

  1. File → New で新規図面を作成
  2. Edit → Drawing Preferences → Paper タブで用紙サイズをA4に設定
  3. Units タブで「Millimeters(ミリメートル)」を選択 → OK

ステップ2:グリッドとスナップをONにする

  1. View → Grid をクリックしてグリッドを表示
  2. ツールバーの「スナップ」ボタンをONにする(Fキーで切り替えも可)

ステップ3:外枠を描く

  1. Draw → Rectangle を選択(またはRキー)
  2. コマンドラインに最初の角の座標「0,0」と入力してEnter
  3. 対角の座標「297,210」と入力してEnter
  4. 297×210mmの長方形が完成

ステップ4:内枠(図面領域)を描く

  1. 再度 Rectangle を選択
  2. 「10,10」と入力してEnter(外枠から10mm内側)
  3. 「287,200」と入力してEnter

ステップ5:図面を保存する

  1. File → Save As
  2. ファイル名を入力し、形式は「Drawing Exchange(DXF)」または「LibreCAD Drawing(DXF)」を選択
  3. 保存完了

LibreCADの主要コマンド一覧

コマンド キー 機能
直線 L 2点間に直線を引く
長方形 R 対角2点で矩形を描く
C 中心点と半径で円を描く
移動 M オブジェクトを移動
コピー Y オブジェクトをコピー
トリム T 線を切断・削除
延長 X 線を延長する
削除 Delete 選択オブジェクトを削除
元に戻す Ctrl+Z 操作を1つ戻す
ズーム全体 V 全体を表示する

よくある質問

Q:LibreCADのファイルはAutoCADで開けますか?

A:はい。LibreCADはDXF形式で保存できるため、AutoCADで開くことができます。ただし、フォントや一部の設定が異なる場合があります。

Q:LibreCADでPDFに印刷するには?

A:File → Print → プリンターとして「Microsoft Print to PDF」(Windows)または「PDF」(Mac)を選択することでPDF出力できます。

Q:LibreCADで寸法を入れるには?

A:Dimension メニューから「水平寸法」「垂直寸法」「平行寸法」などを選べます。スナップをONにして端点を正確にクリックするのがポイントです。

まとめ

  • LibreCADは完全無料・Windows/Mac/Linux対応の2D CAD
  • インストール後に日本語化→グリッドON→単位設定をしてから作図開始
  • 基本コマンドはL(直線)・R(矩形)・C(円)・T(トリム)の4つを先に覚える
  • DXF形式で保存すればAutoCADとの互換性がある

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この記事を書いた人
CADラー

建設会社に勤務しながら、日々の業務でAutoCADを活用しているCAD勉強中のサイト運営者です。現場での施工図作成や設計補助を通じて、AutoCADの操作を実践的に習得中。「難しそう」と感じている方にも伝わるよう、初心者目線でわかりやすくCADの使い方・資格・キャリアについて情報発信しています。建設業界の実務経験をもとに、現場で本当に役立つ知識をお届けします。

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