「毎年のサブスクリプション費用は負担が大きいから、買い切りの永久ライセンスが欲しいけど、もう手に入らないのかな…」
「古いバージョンを持っているけど、このまま使い続けても大丈夫だろうか…」
AutoCADのライセンスに関して、このような悩みを持つ方もいるでしょう。
現在、公式では永久ライセンスの新規販売は終了してしまいました。
しかし、いくつかの方法を知っていれば、今からでも永久ライセンスを手に入れたり、それに近い環境を構築したりすることは不可能ではありません。
この記事では、AutoCADの導入コストを抑えたいと考えている方に向けて、
– AutoCAD永久ライセンスの現状と公式の販売状況
– 今から永久ライセンスを手に入れるための裏ワザ
– 永久ライセンス版を使い続ける際の注意点
上記について、詳しく解説します。
コストを抑えつつ、業務に必要なツールを確保するのは大切なこと。
この記事を読むことで、あなたの状況に合った最適なAutoCADの利用方法が見つかるはずです。
ぜひ参考にしてください。
Autocad永久ライセンスの取得方法
ライセンスの種類と特徴
現在、Autodesk社が提供するAutoCADのライセンスは、期間契約の「サブスクリプション」が主流です。
これは1ヶ月や1年単位で契約し、期間中は常に最新バージョンとテクニカルサポートを利用できる仕組みになっています。
一方で、この記事のテーマである「永久ライセンス」は、一度購入すれば永続的にソフトウェアを使い続けられる買い切り型のライセンスでした。
初期費用は高額になるものの、長期的な視点で見れば総コストを抑えられる大きな魅力があったのです。
しかし、Autodesk社は方針を転換し、この永久ライセンスの新規販売を2016年1月31日をもって完全に終了させました。
そのため、現在、正規の販売代理店から新品の永久ライセンスを購入することは不可能という点をまず理解しておく必要があります。
正規購入と注意点
残念ながら、現在Autodeskの公式サイトや正規販売代理店から、AutoCADの永久ライセンスを新規で購入することはできなくなっています。
同社は2016年1月31日をもって、永久ライセンスの新規販売を世界的に終了させました。
そのため、インターネット上で「永久ライセンス販売」を謳う非公式サイトを見かけても、安易に手を出さないよう注意が必要です。
それらの多くは不正コピーや非正規ライセンスであり、認証が通らないばかりか、ウイルス感染や法的なトラブルに巻き込まれる危険性をはらんでいます。
過去に保守プラン付きの永久ライセンスを大塚商会などの正規代理店から購入し、契約を継続している場合に限り、例外的に利用し続けることが可能でしょう。
安全かつ確実にAutoCADを使用するためには、必ず公式ルートから現行のサブスクリプション契約を結ぶようにしてください。
Autocad永久ライセンスのメリット
コストパフォーマンスの良さ
AutoCAD永久ライセンスが持つ最大の魅力は、その圧倒的なコストパフォーマンスにあります。
現在、Autodesk社が提供するAutoCADサブスクリプションは年間約231,000円(2024年時点の定価)かかり、3年間利用するだけで総額70万円近くにもなります。
一方、2016年1月31日で新規販売が終了した永久ライセンスは、一度購入すれば月額や年額の支払いが一切発生しませんでした。
当時の購入費用は高額だったものの、5年以上利用するケースを想定すると、サブスクリプションの総コストは115万円を超えてくるでしょう。
長期的な視点に立つと、永久ライセンスがいかに経済的な選択であったかがわかります。
ランニングコストを気にすることなく、半永久的に使い続けられる点は、他のどのライセンス形態にもない大きなメリットと言えるのです。
利用期間の制限なし
AutoCAD永久ライセンスが持つ最大の魅力は、その名の通り利用期間に縛られない点にあります。
現在オートデスク社が提供するライセンスはサブスクリプションが主流で、年間20万円を超えるようなプランを契約し続けなければ、ソフトウェアを使えなくなってしまう仕組みです。
これに対して永久ライセンスは、一度購入すれば追加の更新費用を支払うことなく、半永久的にソフトウェアを利用し続ける権利を得られます。
これにより、長期的な視点で見れば圧倒的なコスト削減を実現できる可能性があるでしょう。
また、毎年の契約更新や支払いの心配から解放され、いつでも安心して設計業務に集中できる精神的なメリットは計り知れません。
ランニングコストを抑えたい個人事業主や中小企業にとって、この「所有」できる安心感こそが、2016年1月31日に新規販売が終了した後もなお、永久ライセンスが強く求められる理由となっています。
Autocad永久ライセンスのデメリット
サポートの制限
永久ライセンスの大きなデメリットとして、Autodeskからの公式テクニカルサポートが受けられない、あるいは著しく制限される点が挙げられます。
Autodeskは2016年1月31日をもって永久ライセンスの新規販売を終了し、それに伴い古いバージョンに対する公式サポートも段階的に打ち切っている状況なのです。
そのため、操作方法に関する疑問やインストール時のトラブル、予期せぬエラーが発生した場合でも、電話やメール、リモートアシスタンスといった手厚い公式サポートを頼ることはできません。
すべての問題をユーザーコミュニティフォーラムの情報を参考にしたり、自力で解決したりする必要が生じます。
特に業務でAutocadを使用している場合、トラブル発生時に迅速な解決ができないことは、プロジェクトの遅延に直結しかねない重大なリスクとなるでしょう。
このサポート体制の欠如は、永久ライセンスの利用を検討する上で最も慎重に評価すべきポイントと言えます。
アップデートの問題
AutoCADの永久ライセンスにおける最大の課題は、機能アップデートが受けられない点でしょう。
2016年2月以降、サブスクリプション版で追加されてきた便利な新機能、例えばAIが朱書きを認識する「マークアップアシスト」や、図形を自動で数える「カウント」機能などは一切利用できません。
これにより、最新版ユーザーとの間で作図効率に大きな差が生まれてしまうのです。
さらに、ファイル形式の互換性も深刻な問題となります。
AutoCADは3年周期でDWGファイル形式を更新するため、古い永久ライセンスでは最新の図面データを開けない、または正しく表示できないトラブルが発生しがちです。
加えて、Windows 11といった新しいOSへの対応も保証されていません。
セキュリティサポートが終了した旧OSを使い続けるリスクも考慮する必要があるでしょう。
最新の環境で業務を行う上で、これらの制約は大きな障壁となります。
Autocad永久ライセンスを手に入れる裏ワザ
中古ライセンスの利用
Autodesk社が2016年1月31日で新規販売を終了したため、現在Autocadの永久ライセンスを正規ルートで手に入れることはできません。
しかし、インターネットオークションや一部のECサイトでは、中古の永久ライセンスが出品されているのを見かけることがあります。
サブスクリプション費用がかからないため非常に魅力的に感じますが、この方法には重大なリスクが潜んでいることを理解しなければなりません。
Autodeskの公式な使用許諾契約では、ライセンスの譲渡や転売は原則として禁止されているのです。
そのため、購入したライセンスが不正コピー品であったり、認証サーバーではじかれてアクティベーションが不可能であったりするトラブルが実際に発生しています。
最悪のケースでは、ライセンス違反として法的な問題に発展する可能性も否定できません。
一見コストを抑えられるように思えても、結果的に大きな損失を被る危険性があるため、中古ライセンスの利用は極めて慎重に判断する必要があるでしょう。
公式セールの活用
Autodesk公式サイトでは、不定期にプロモーションやセールが開催されることがあります。
かつては永久ライセンスが割引価格で提供される機会もありましたが、残念ながら2016年1月31日をもって新規販売が終了したため、現在公式セールで永久ライセンスが手に入ることはありません。
現在のキャンペーンは、基本的にサブスクリプション契約が対象となります。
例えば、ブラックフライデーやサイバーマンデーの時期には、新規の年間ライセンスや3年ライセンスが通常価格より10%~25%程度割引されることがよく見受けられるでしょう。
永久ライセンスとは異なりますが、こうした公式セールをうまく活用して長期契約を結ぶことで、Autocadの年間運用コストを賢く抑えることが可能です。
公式サイトや正規販売代理店からの案内を定期的に確認しておくことをお勧めします。
Autocad永久ライセンスに関するよくある質問
永久ライセンスの正規性について
AutoCADの永久ライセンスの正規性については、慎重な判断が求められます。
Autodesk社は2016年1月31日をもって、ほとんどの製品で永久ライセンスの新規販売を終了し、サブスクリプションモデルへ完全移行しました。
そのため、現在インターネットオークションや中古ソフトウェア販売サイトなどで見かける永久ライセンスは、Autodesk社の使用許諾契約に違反している可能性が極めて高いでしょう。
これらの非正規ライセンスは、アクティベーションができなかったり、ある日突然使用不能になったりする危険性を常に抱えています。
さらに、公式のアップデートやテクニカルサポートを受けることは一切できず、企業のコンプライアンス違反や著作権侵害といった法的な問題に発展するリスクも否定できません。
安価であるという理由だけで安易に手を出すのではなく、将来的なトラブルを避けるためにも、正規のルートで提供されているサブスクリプションライセンスの利用を強く推奨します。
ライセンスの移行方法
AutoCADの永久ライセンスを新しいパソコンへ移行させることは可能です。
以前は「ライセンス転送ユーティリティ(LTU)」という専用ツールが用意されていました。
しかし、このLTUはAutoCAD 2021以降のバージョンでは提供が終了しており、旧バージョンでも利用に制限がある点に注意が必要でしょう。
現在主流の方法は、Autodesk Accountを利用したオンラインでのライセンス管理になります。
具体的な手順として、まず新しいパソコンにAutoCADをインストールしてください。
その後、初回起動時にシリアル番号とプロダクトキーを入力し、Autodesk Accountでサインインすればアクティベーションが完了する仕組みです。
旧パソコンからはアンインストールしておくと良いでしょう。
もし2台で同時起動しない限り、ライセンス違反にはならないとされています。
万が一、アクティベーションでエラーが発生した際は、速やかにAutodeskの公式サポートへ問い合わせることをお勧めします。
まとめ:AutoCAD永久ライセンス、その真実と今後の付き合い方
今回は、AutoCADの永久ライセンスの入手方法に関心がある方に向けて、
– 現在永久ライセンスが購入できなくなった背景
– 代わりに利用できる方法や裏ワザ的な手段
– 代替案を選択する上で知っておくべき注意点
上記について、解説してきました。
公式ルートでのAutoCAD永久ライセンスの新規購入は、現在できなくなりました。
しかし、中古品の購入や代替CADの検討など、いくつかの選択肢が残されているのも事実です。
毎年のように発生する費用を考えると、一度の支払いで済む永久ライセンスを求める気持ちは、とてもよく理解できます。
ただし、これらの代替手段には、サポートが受けられないなどの注意点も伴うことを忘れてはなりません。
メリットだけに目を向けるのではなく、デメリットもしっかりと天秤にかけ、ご自身の使い方に最適な方法を慎重に選んでいきましょう。
これまでAutoCADを使いこなしてきた、あなたのスキルと経験は大変貴重なものです。
ライセンスの形式が変わろうとも、その技術が色あせることは決してないでしょう。
ライセンス体系の変更は、一見すると不便に感じるかもしれません。
しかし、これは自身の作業環境を見直し、より効率的なツールや働き方を発見する絶好の機会という捉え方も可能です。
今回ご紹介した内容を一つの判断材料として、ご自身の業務に本当に必要なものは何かを改めて考えてみてください。
この記事が、これからの設計業務をより良いものにするための一助となれば幸いです。


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